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ゲルニカ『改造への躍動』 

改造への躍進

ゲルニカ紙ジャケ買いました。先日『玉姫様』と一緒に再リリースされたやつです。これで管理人がこのシリーズで手に入れるべきブツは『極東慰安唱歌』とアポジー&ペリジーの『超時空コロダスタン旅行記』のみとなりました。戸川純関連紙ジャケ“定価以下で”補完作戦は続行中であります(『好き好き大好き』の記事参照)。


さて、ゲルニカの1stアルバム『改造への躍動』ですが、久しぶりに聴いてみましてもやはり衝撃的な作品と言わざるを得ません。ジャケットのアートワークそのままのレトロでモダンな歌の世界が、いかがわしくもポップに小気味よく展開します。それと同時にアルバムの随所に“鋼鉄っぽい”イメージが散りばめられ、その質感がまた素敵です。時折、全体主義的なフレーズが顔を覗かせ、毒気も申し分ありません。とんでもない確信犯です。今更ながらそのコンセプトの明瞭さと完成度の高さには驚かされるとともに、メンバー各人の才気には舌を巻くばかりです。


とりわけ戸川嬢の天才っぷりには最早ひれ伏すより他にないでしょう。ここの管理人の個人的な一押し「潜水艦」における明朗快活な歌声には何度聴いても惚れ惚れさせられます。本当に今更ではありますが恐るべき表現力です。その他「夢の山嶽地帯」「復興の唄」「大油田交響樂」などはタイトルも凄いですが、それに見合うぐらい戸川嬢の歌もどうかしてます(もちろん、上野耕路氏によるバック・トラックもちょっと普通じゃないんですが…)。当時、ここの管理人は¥enレコード周辺には全くと言っていいほど関心を持っていませんでしたもので、ゲルニカを初めて耳にしたのも『玉姫様』以後になってしまうわけですが、このアルバムが初・戸川純だった人達の衝撃とは一体どれほどだったのでしょうか?興味は尽きません。


いずれにしても、宝島を始めとしたサブカル系のメディアにおいては既にレトロ的なもので遊ぶという風潮ができあがっていた(と思ったのですが…)1982年当時においても、この作品がもたらしたインパクトはやはり格別だったのではと推測します。が、この辺の事情にはかなり疎いものでして、今後の研究課題ということでご勘弁を…。あとボーナス・トラックとして収録されている「銀輪は唄う」「マロニエ読本」という2曲のシングル・ナンバーもゲルニカの神髄を見事に捉えた名曲ということも付け加えておきます。てなわけで、また。


[関連サイト]
- ゲルニカ・オフィシャルサイト -
http://www.n-two.net/guernica.html

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